2008年10月4日土曜日

GISSI-HF試験:クレストールは心不全の経過に特に影響しない

スタディ
GISSI-HF試験

デザイン
RCT
患者:18歳以上のNYHA class II-IVの心不全患者、EFは問わない
介入:クレストール10mg (n=2285), プラセボ (n=2289)
期間:3.9年
一次エンドポイント:死亡までの時間、心血管的理由による死亡または入院までの時間
(目的:リピトールにおいてretrospectiveに、また小さなprospective studyで心不全の予後改善効果が示されている。クレストールは、CORONA試験において大規模前向き試験においても確認した。さらに追試してやろうというところ?)

結果
死亡:29%, 28% (HR 1.00, 95.5%CI 0.898-1.122, P=0.943)
心血管的理由による死亡または入院:57%, 56% (HR=1.01, P=0.903)
消化管副作用:1%, 2%

追記
CORONAスタディにおいて確認された、クレストールによる単独の心不全予後改善効果(心血管的理由による入院の減少、HR=0.92)の検証となる論文で、結果は否定的。サンプル数は両試験とも同等で、検出力に問題があるかどうかは不明。少なくとも強いreproducibilityのある結果ではない、というところ。著者らはCORONAではGISSI-HFよりも虚血性心不全が多かったことが異なった結果の理由ではないかと考察しているみたい。

ところでCORONAと同様これもGARAXYプログラムの試験の一つだが、銀河系的にどういう意味のある名前なのだろう?

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